1時間に1度の笑いを No.38

笑う門には福来たる。大脳は、楽しい状態でのみ、大きな機能を発揮します。
体の維持、自浄に‥ 楽しい気分で読んで下さいね。
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いわし屋

「おぅ いわーしこーい、おぅ いわーしこーい」
「ふる───い、ふるいふるい」
「おぅおぅ!何でぃこのやろちきしょう本当にぃえーっ?後から来やがって古い古いって言いやがる。
  俺のいわしが売れねぇじゃねえか本当にぃ。ほか行ってやれ!ほか行って!」
「冗談言っちゃいけませんよ?あたしだって商売なんだから、ね?ふるいを売ってんだよ、えぇ?商売なんだよ」
「そりゃ商売は良いんだよ。ただおめぇ何だい、
  俺の後から古い古いってから俺のが売れなくなっちゃうんでぃ。ほか行ってやれ!ほか行って!」
「冗談言っちゃいけねえや」
「何をこのヤロー!」
ってんで喧嘩になった。

そこへ仲裁に入ったのが古金屋さんという。

「まぁまぁまぁまぁ、お待ちなさいよ、お待ちなさい。えーさーねぇ。いわし屋さん、お前さんの
  言うのは分かるがね、こちらだってやはり商売なんだからそういう訳にも行かないんだ、ね?
  まぁとにかくね、あたしが何とかしますから、えぇ、まぁとにかくいわし屋さん。先に立ってやっとくれ。
  うん、それからふるい屋さんもね。いぇ、あたしが後から行きますから。」
「そうですか?じゃ、お願いします」

「おぅ いわーしこーい」
「ふる───い、ふるいふるい」

後から古金屋が、
「えー、ふるかねぇ」
(五街道雲助/春風亭一朝『Music Supli 小咄編』)