1時間に1度の笑いを No.54

笑う門には福来たる。大脳は、楽しい状態でのみ、大きな機能を発揮します。
体の維持、自浄に‥ 楽しい気分で読んで下さいね。
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けちべえ

「おっ、向こうから来るのを知ってるかい?」
「知ってるよぅおい、しわいやのケチ兵衛、あんな厭なやつはねえんだよぅ」
「うーん、もう人の顔を見るてーとね、こんちわって言わないんだ。何か下さいって言いやがるんだ、えーっ?今あの野郎にヤルものを持ってるんだ」
「よしなよおい、冗談じゃねぇよあったく勿体ねぇ。あいつにヤルくらいだったら捨てちゃった方が良い」
「いやまぁそう言いなさんな、えっ、いまねぇおならが出そうなのをぐっと我慢してるんだ、うん、いまあいつにねぇ、おならをやろうと思ってるんだ。だめだよ笑っちゃいいかい?」

「もしーっ!けちべーさーん」
「おやーっ?どーぅもーっ、あはっ、何か頂けますかぁ?」
「あ、やってるねぇ、おぃ。えーっ、今お前さんにねぇ、やろうと思って持っている物があるんだ、ねえ。えーっだけどちょいとねぇ、持って行きにくいんだけどなぁ‥」
「へいへいっ、何でも結構ですよ、物は何です?」
「えぇ屁だよ」
「なんですっ?」
「屁だよ」
「屁?」
「お前さんの事をいっちゃぁいけない。おならだよ。持って行くかい?」
「おならっ、よっ、結構ですねぇ、えへへぇ頂きます」
「頂きますぅ? 持って行くのかい? どうすんだい」
「えぇ、じゃあとにかく後ろをお向きになすって、へい、じゃぁ、どうぞ!おやり下さいましーっ!へーっ」

てーと、やっこさん、たぁーと駆けだした。
どこへ行くんだろうなぁと思って後をついて行くってーと、自分の家のうらの菜畑へいきましてねぇ

「ただの風よりましだろう」
(五街道雲助/春風亭一朝『Music Supli 小咄編』)